
米国のテック系メディア「Ars Technica」は2日、Android OS最新バージョン「Android L」の開発者プレビュー版をテストし、その結果を公表した。
今回テストをおこなったのはバッテリー部分。一部のデバイスに提供されている最新バージョン「Android 4.4 KitKat」と、次期Android 5.0と見られる「Android L」のプレビュー版を比べている。
バッテリー寿命、現行バージョンと比べ1.37倍の向上
今回のテストの結果、現在の4.4.4Kitkatに対し、Android Lはバッテリー消費が約1.37倍向上している事が分かった。Google社が開発者イベント「Google I/O 2014」にて発表していた通り、Android Lはバッテリー消費能力が向上されている事が判明しました。

なお、テストは同端末を使用し、画面の明るさなど全ての設定・環境が同じ状況にて行なったとしている。テストは計2回おこない、平均値を算出し結果を公表しています。
テスト結果の詳細に関しては、4.4.4KitKatは345分/5時間45分後にバッテリーが切れた。Android Lプレビュー版では、バッテリーが切れたのは471分/7時間51分後。Android Lは実に2時間以上もバッテリーを維持する事が分かった。

I/O 2014以降のAndroid Lに関するGoogleからの情報は、未だ少ないですが、Android Lはユーザーインタフェースから内部システムまで、様々な改良がおこなわれていると見られています。
今回のバッテリーテストの結果を踏まえ、引き続き、5.0と言われる「Android L」に注目したくなる情報となったと言えるでしょう。