

Googleでは、自ら指揮を取りGoogle+を作り上げた言わば「Google+の生みの親」である。Googleの最高経営責任者(CEO)ラリー・ペイジ氏は自身のGoogle+ページでガンドトラ氏の活躍を讃え、Google+を築き上げたことに謝意を示した。
「私は毎日、Google+を心から楽しんで使っている。特に『Auto Awesome』(おまかせビジュアル)ムービーがお気に入りで、家族や友人と共有するのが本当に楽しい」と、Page氏は書いている。「Google+」を開発…|CNET Japan
生みの親が去ったグーグルプラスのこれからと本来の姿
Google部内でGoogle+はプラットフォームとして扱われ、もはや独立したサービスとしては扱われていないという。つまりFacebookやTwitterなどのソーシャル・ネットワークと競争することは諦めたのだ。
もっともGoogleの広報担当者はこのような主張を激しく否定し、「今日の〔Guntotraの辞任という〕ニュースはGoogle+の戦略には全く影響を与えない。Google+チームには優秀な人材が豊富であり、ハングアウト、写真共有を含めGoogle+のユーザー体験の強化に取り組んでいく」と述べた。生みの親、ヴィック…|Techcrunch
・Google+ は「ソーシャル・ネットワーク」ではない / Lifehacking.jp
Lifehacking.jpの記事を要約する様な書き方になってしまうが、Google+の”ソーシャル”は、ユーザーのウェブ上の行動、メール、ドキュメント、プロフィール、データ全てがソーシャルコンテンツとして扱われる。

GmailとGoogle+の同期、YouTubeのコメント機能がGoogle+のデータと統合されるなど、ウェブ上のモノ・行動をソーシャルコンテンツとして扱うからこそ、Google+が独立したSNSでは無く、プラットフォームに見られるひとつの原因なのかもしれない。
Facebookがソーシャル・ネットワーキング・サービスなら、Google+はソーシャル・ネットワークを実現するための「情報共有プラットフォーム」である。違う言い方をするならば、Google+は人間のオンライン行動の全てを蓄積するソーシャル・ネットワーク・サービスであり、オンラインデータそのものが共有コンテンツであると言えます。

透明化するオンラインデータの為のインフラストラクチャー

これにより、人々のオンライン行動やデータは、今より更に多くの人々が容易に見られるようになり、共有されるものと変わっていくと考えられています。Google+はその情報共有の基盤になるモノなのではないだろうか。
最近ではグーグル検索上に、Google+のフォロワーの投稿が表示されるなど、人々のオンライン活動(Google+投稿)がウェブ検索(グーグル検索)にも反映されるようになって来ています。それを皮切りにする様に、TwitterもFacebookもビジネス(広告展開)の場を、自分達のサービス外に広げる動きが見え始めています。

最近、仮想現実技術「Oculus VR」を買収したFacebook社。今後はOculus VRの技術を活かし、バーチャル上でのユーザー交流の実現も視野に入れ始めていると言われています。
そのようなテクノロジーが現実味が帯始めている中、Facebookも現在の様な形のソーシャル・ネットワーキング・サービスでは無く、今後のソーシャル・ネットワークを支える、人々のオンラインデータ蓄積の為のインフラストラクチャとして変化していく事が予測できる。
他にも、写真のタグ機能を搭載し、PCビューをFacebook化させたTwitterの存在もあります。しかし、人々のオンライン行動そのものをソーシャルコンテンツとして扱うGoogle+が既に一歩先、人間のソーシャル・ネットワークを支える為のインフラサービス化していると言えるのではないだろうか。